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民医連新聞

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石綿裁判「クボタは責任認めよ」 尼崎医療生協

【兵庫発】アスベスト被害者が国と加害企業・クボタに補償を求めた尼崎アスベスト訴訟の第一六回弁論が五月一七日、神戸地裁で開かれ、当生協などの支援者約八〇人が傍聴しました。
 クボタは、旧神崎工場周辺へのアスベスト飛散について、「早い段階から製造工程の自動化・密閉化を行い、飛散させていない」と責任を否定しています。
 原告弁護団は、クボタの工程図をもとに、大量のアスベストを周辺にまき散らしていたと主張しました。さらに、クボタ旧神崎工場においてアスベストによる 労災死亡事例があい次ぎ、一九八〇年に尼崎労働基準監督署が「浮遊・堆積粉じんの減少」などの改善を指示していたことを指摘。「配管は鋼製で破損しえない というクボタの主張には、何の裏付けもない」と批判しました。
(粕川實則、事務)

(民医連新聞 第1477号 2010年6月7日)