コンパス 5月理事会 普天間基地は国外撤去を 沖縄県民の怒りに共感
今理事会では、各分野から三九期前半の活動の重点と体制について報告を受け、意見を交わしました。
電子カルテなど医療情報システム導入について、この間の各地の経験や教訓をまとめた『医療情報システム導入白書』ができました。今後導入する事業所は経験に学び、参考にして下さい(『民医連資料』六月号に掲載)。
五月初旬のNPT(核拡散防止条約)再検討会議のニューヨーク行動に民医連から二三〇人の代表が参加し、その報告を受けました。愛知・名南会の女性職員 はタイムズスクエアで浴衣姿で新民医連綱領を英語で掲げ、署名を集めました。これら多彩な行動に通行人の関心も高く、世界中から集まった仲間と国連に向け パレードを行いました。
署名を国連上級代表及びNPT再検討会議議長に届け、「あなた方の地道な努力を必ずNPTに反映させます」との堅い約束をもらいました。
四月二五日の沖縄県民大会、五月一六日の普天間基地包囲行動に続き、五月二一日~二三日には全日本民医連第二〇次辺野古支援連帯行動が行われ、山田智、 松本久両副会長をはじめ多くの仲間が参加しました。現地沖縄は普天間基地についての約束を破った鳩山政権に対する怒りで燃え上がっています。参加者は急 きょ、県民広場での抗議行動に合流しました。
七月の参議院選挙に沖縄医療生協の伊集(イジュ)唯行前理事長が、革新共同の候補として県民の声を一身に集め出馬します。全日本民医連は全面的に支援することを表明します。
六月五~六日に「医師の確保と養成に関する全国会議」を開催します。総会方針が提起した「地域とともに歩む人間性豊かな医師としてどう育ちあうのか」 「医療活動の実践との一体化」「オール民医連の具体化」などをもとに議論し、飛躍の機会にしたいと思います。
「水俣病問題~到達点と今後の課題」をテーマに、熊本・協立クリニック事務長の池田龍己さんから説明を受け、今後の水俣病検診の推進について意思統一しました。
また、今回新しく日本医師会の常任理事に就任した千葉勤医協理事長の石川広己さんを招き、医療改善にむけて懇談しました。
(長瀬文雄・事務局長)
(民医連新聞 第1477号 2010年6月7日)
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