医系学生が「無料・低額診療」を学ぶ 高知民医連
【高知発】潮江(うしおえ)診療所が一〇月から無料・低額診療事業を開始しました。そこで一一月二八日、県連看護学生委員会で「無料・低額診療事業」の学習会を開きました。講師は潮江診療所の岡村啓佐事務長で看護学生七人、医学生一人、職員七人が参加しました。
事業開始から二カ月で、これまでの日常診療では見えなかった深刻な実態が明らかになり、衝撃を受けました。感想には「無料・低額診療が実施されたこと で、いつでもだれでも安心して医療が受けられることは素晴らしいと思った」「今まで知らなかった。放っておけない」などが出され、命に直結しているだけ に、医療者をめざす学生の使命感を刺激する学習会になりました。「私たちにできる活動」のアンケートでは、ホームレス調査や炊き出し・健康チェックなどの 行動や学習会への参加への希望が多く出されました。
(片山由美、事務)
(民医連新聞 第1466号 2009年12月21日)