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民医連新聞

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水俣病大検診を報告 埼玉民医連

【埼玉発】九月二〇~二一日に行われた水俣病大検診に、当県連から五人の医師と二人の看護師が参加。大検診後、職員向けの報告会を開きました。
 福庭勲医師は、全国から集まった医師や看護師の奮闘を伝え、本来なら行政が行うべき検診だと訴えました。看護師からは、「患者さんが自分の症状をあらた めて認識し、泣き出す方もいました。患者さんの実態がわかった」と報告しました。
 五人の医師のうち二人は研修医。男性研修医は、「大検診当日の会場は人であふれ、スケールのでかいことをやっているという印象でした。明らかに症状があ るのに、水俣病の補償制度を何も利用していない方が多いことに驚きました。神奈川や滋賀などの遠方からも受診に来ており、民医連のすごさを感じた」と、医 学生向け機関紙で語っています。
 女性研修医は地域の健康まつりで、「忙しさの中で、目の前の病気のことしか考えられなくなっていた。水俣病大検診は、自分自身の医師像をあらためて振り返る機会になりました」と組合員に語りました。(小幡国子、事務)

(民医連新聞 第1465号 2009年12月7日)