「核兵器のない世界を」 署名推進の交流決起集会ひらく 全日本民医連
全日本民医連は、二〇一〇年五月のNPT再検討会議までに「核兵器のない世界を」署名一二〇万筆達成を推進するため、活動交流決起集会を一一月七日に開き二八県連、七六人が集まりました。
日本原水協事務局長の高草木博さんが「核兵器のない世界・あなたの署名をニューヨークへ」と題して講演しました。
高草木さんはNPT再検討会議とは何か、とくに来年の会議の重要性と国際世論が盛り上がっている現状について話しました。
「この間まで『核兵器をめぐる情勢』といったが、いまは『核兵器の廃絶をめぐる情勢』と言っている。いままであいまいに棚上げされていた核兵器廃絶が国 際政治の目標になってきた。オバマ大統領のプラハ演説をはじめ、鳩山首相も核兵器廃絶の国際的努力の先頭に立ち非核三原則を堅持すると宣言した。核を持た ない国ぐにも廃絶にむけて圧力をかけている」と、大きく変わりつつある世界の動きを語りました。
全国の経験交流
九人が経験を報告。うち三つの県連からは青年らしいユニークで地道な活動が報告されました。
岡山・倉敷医療生協では、青年九条の会9-pea’S(キューピーズ)を結成、学習活動を中心に活動し、駅頭宣伝も行っています。福井民医連では青年職 員を中心に平和行進、駅頭宣伝を行い、事業所ごとに工夫して奮闘しています。宮城・みやぎ保健企画(薬局一一店舗)では青年職員が社保・平和活動に主体的 にとりくみ、一人二〇筆目標を四〇筆にして奮闘中です。
鹿児島生協病院の那須拓馬医師は「一〇月末で県連目標の三万筆を達成した。やるからには楽しくやろう、そのためにはどうするか。楽しい活動を追求してきた」と経過を報告しました。
京都・ふくちやま協立診療所の川崎繁所長は自らピースチャレンジャーとして奮闘し、「一〇〇〇筆目標を達成し、来年のNPT再検討会議に参加することになった」と報告しました。
千葉・今井町診療所、長崎・上戸町病院、和歌山県連、長野・健和会病院の奮闘が報告がされました。
まだ、全国の到達は目標の約三割です。岸本啓介反核平和委員長は目標達成のための追加方針を提起しました。
「ピースチャレンジャー1万人運動」09年11月以降、30筆以上の目標を達成した人には賞品(キュート君携帯ストラップ)を差し上げます。県連に自己申告してください。 |
(民医連新聞 第1465号 2009年12月7日)