「平和のつどい」被爆者医療から学ぶ 山梨民医連
【山梨=加賀美武通信員発】当県連は七月一八日、「2009山梨民医連平和のつどい」を行い、職員、友の会員九〇人が参加しました。
県連反核平和委員長が、原爆症認定訴訟の勝訴、北朝鮮の核問題、オバマ大統領の核廃絶へのアピールなどの情勢にふれ、平和活動の学習の場にしようとあいさつ。
「被爆者医療とかかわって」と題して、全日本民医連被ばく問題委員会の聞間元委員長が講演し、初期放射線や残留放射線による障害の実体を説明。原爆症認 定訴訟のたたかいで疫学的統計調査から被爆の実体を示した経験を語りました。その中で、肝機能障害やバセドウ病が被ばくによって増加することを示しまし た。訴訟の意義として、原爆症認定制度の問題点とともに日本の戦争責任を問うこと、核兵器のない世界を実現することをあげました。「わが国が被爆者を放置 することは許されない、被爆者を完全に救済する民主主義国家の実現を」と強調しました。
最後に第三期平和学校受講生が卒業発表し、第四期受講生や世界大会参加者が紹介されました。
(民医連新聞 第1458号 2009年8月17日)