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民医連新聞

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現場から介護保険の抜本見直しを 介護をよくする東京の会

 【東京=及川正彦通信員発】五月二四日、「介護をよくする東京の会」の主催で、「2009全都ヘルパー集会」が開かれました。
 足立区社会福祉協議会の小野寿彦さんが講演。今回の介護報酬改定は、介護労働の専門性と介護報酬のあり方がセットにされ、加算制度と資格問題が連動していることが特徴だと指摘しました。
 「よくする会」事務局は基調報告で、利用者・事業者・介護労働者の困難を現場から発信し、二〇一〇年の制度見直しに向けて全都的な運動をすすめることを提起し、確認されました。
 四人が特別報告。練馬区の吉田紀夫さんは「ヘルパーのささえで、認知症の妻は日々喜怒哀楽を表現している。ヘルパーの労働条件が悪くては利用者の権利は 守れない」と話しました。ホームヘルパー全国連絡会の森下美歩さんは、国の負担で介護報酬を引き上げ、ヘルパー・介護職の処遇を改善し、利用者・家族がお 金の心配をしないで在宅介護を受けられるよう運動を、と訴えました。

(民医連新聞 第1455号 2009年7月6日)