「こんなあったかいご飯は久しぶりだぁ」 岩手民医連
【岩手発】四月二三~二四日、当県連やいわて労連の主催で「いわて派遣村 労働・生活何でも相談会」を開き、のべ三〇人以上が相談に訪れました。
一日目、ホームレスの人が「血圧を測ってほしい」と来ました。腕の細さが、マンシェットを巻くときの感触でわかります。一年以上の橋の下での生活で、体 重は二〇kgも減ったとのこと。「こんなにあったかいご飯を食べたのは、久しぶりだぁ」と、おにぎりや豚汁を食べていました。
この人はその後、市会議員らと生活保護の申請へ。ほかにも四人のホームレスの人が来村し、全員が即日、生活保護になりました。ここに来ることができた人 は、ほんの少数です。引き続き行いたいと思います。(佐藤由利子、川久保病院・看護師)
(民医連新聞 第1453号 2009年6月1日)
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