派遣村に医師9人含む76人が参加 群馬民医連
【群馬発】平日の三月二六日、当県連も加わる実行委員会が「ぐんま派遣村」を実施。相談者は一〇五人、ボランティアは三二九人でした。当県連からは七六人が参加。前橋協立病院からは二時間交代で医師八人が参加、研修医も事前に先輩からレクチャーを受け参加しました。
相談者の中には、低栄養で北毛病院に救急搬入した人、桐生から四〇キロ歩いてきた人も。
職員からは「住む所がない、保険証がない、仕事がないなど深刻な状況を初めて知った」「なんと貧しい国なんだろうと、政治の貧困を感じた」との感想が出されました。
無料低額診療の必要性も認識できました。今後、カンパの残額で「派遣村基金」をつくり、無保険の人の医療費などに充てる予定です。(長谷川彰、事務)
(民医連新聞 第1451号 2009年5月4日)