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民医連新聞

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実際に対話してみよう 夜のホームレス訪問 香川民医連

【香川=野口卓通信員発】当県連では全職員に呼びかけ、ホームレス訪問を行いました。職員の中には「ああいう人たちに税金を使うのはムダ」という意見もあり、実際に声をかけ対話しました。
 三月二日夜一〇時、JR高松駅に、医師三人を含む七人が集合。一時間後、それらしい二人の男性に出会いました。「県連事務局長が行くべきヤ」と激励され、私と善通寺診療所の奥谷啓一事務長がそれぞれ声をかけました。
 「昨年秋に失職し、岡山から来た。ハローワークに行っても、四五歳以上だと仕事はない。泊まる所もない」と語る男性。荷物はカバン一つと紙袋二つだけ。 七日の「なんでも相談会」を案内し、カイロとパンを差し入れました。
 一六日は私一人で出かけ、前回の男性に再会。「相談にのるから」とテレホンカードと食べ物を差し入れました。
 実際に話を聞くことで、背景を知り、共感することができます。今後は社保協と相談し、生活・労働相談を強めていきたいです。

(民医連新聞 第1450号 2009年4月20日)

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