介護現場の改善を 市民のつどい開く 宮崎民医連
【宮崎=内村浩三通信員発】三月一日、「介護改善を願う市民のつどい」に市民や介護関係者一八〇人以上が集まりました。介護職員が「宮崎でも介護ウエーブを」と準備委員会を立ち上げてすすめ、宮崎市内など約二七〇の介護事業所に署名と参加を呼びかけ、実現しました。
鹿児島大学法科大学院の伊藤周平教授が講演。「三%のプラス改定では、職員の待遇改善にならない。また介護度が軽く判定されるしくみも問題」と指摘しました。
その後、介護現場のビデオを上映。参加者から「重労働なのに低賃金で、家庭も持てない」「介護福祉士を外国から入れる前に報酬改善や利用者の負担軽減など、やるべきことがあるはずだ」などの意見が出されました。
宮崎の介護改善運動の輪が広がったことを実感させる集会になりました。
(民医連新聞 第1449号 2009年4月6日)