気になる患者訪問であい次ぎ入院 山梨民医連
【山梨発】当県連では「院内にいるだけでは住民の命と健康は守れない」と、昨年秋から気になる患者訪問を行っています。
石和共立病院副事務長の千葉里美さんと医事課の斉藤二葉さんが訪問したのは、独居の六〇代男性。糖尿病でしたが、昨年四月から中断。電話もつながりません。
訪問してみると、お金がなく保険証も切れ、「受診したかったが病院に行けなかった」と。電気も止められ、冷蔵庫もカラ。この一カ月は水だけ飲んでいる状 態で、石和共立病院に緊急入院しました。斉藤さんは「病院の近くにこのような患者さんがいてショック」と話しました。
訪問して緊急入院になったケースは他にも。県連理事会はアピールも発表し、とりくみの強化を訴えています。(今井拓、事務)
(民医連新聞 第1447号 2009年3月2日)
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