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民医連新聞

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クボタと国は責任とれ アスベストで二次提訴 尼崎医療生協

【兵庫発】「アスベスト被害からいのちと健康を守る尼崎の会」が支援する尼崎アスベスト訴訟。第二次として保井綾子さんの遺族が神戸地裁に提訴し、一月五日に会見しました。
 アスベスト被害についてクボタと国の責任を問う裁判は、〇七年五月(第一次)に二遺族が提訴しており、今回で三件目です。
 保井さん一家はクボタから約一㎞の場所で生活。綾子さんが突然「胸が痛い、苦しい」と訴え、受診。胸膜中皮腫と診断され、わずか一年で亡くなりました。
 夫の安雄さんは「胸水が三リットル。抜くと楽になるが、すぐにたまる。骨と皮だけにやせ細り、『全身が痛い』『水がほしい』と訴えていた。かわいそうで 見ておれなんだ。クボタと国が責任を認めない限り、納得できない」と語りました。(粕川實則、事務)

(民医連新聞 第1446号 2009年2月16日)