総選挙までに3万筆を 医師・医学生署名すすめる会 全国交流集会
12月23日の午前、「医師・医学生署名」の代表呼びかけ人5人が集まり、その呼びかけで全国交流集会が京都市内で行われました。医師66人をはじめ、医学生21人など、150人以上が参加しました。
集会では、邉見公雄さんと佐久総合病院長の夏川周介さんが呼びかけ人を代表してあいさつ。現状の成果や活動を報告しました。
本田宏さんは、署名が12月22日で1万5319筆(医師1万3444筆、医学生1875筆)になり、呼びかけ人も644人に増えているとのべました。 政府が医学部定員や医療費抑制政策の見直しを考えざるを得ないところまで追い込んでいると、運動の広がりを強調しました。
全日本医学生自治会連合(医学連)執行委員長の宇敷萌さんは「いま臨床研修期間を1年に短縮することが議論されているが、それでは医師不足の解決にはつ ながらない。もっと医学生たちと話し合い、この問題を広げたい」と語りました。医学生からは「将来、医師になるものとして、後がない日本の医療を見過せな い」と話しました。
フロアから「人口も病院も減っている。将来、医師が余るのでは?」との質問が。本田さんは「2年おきの見直しも必要。それは行政が勝手に判断するのでな く、現場の状況に見合うことが大切」と答えました。また「医学部に医療制度に関する講座をつくることを呼びかけてほしい」という要望も出されました。
署名をすすめる会では、各政党に6項目の公開質問状を出し、回答を次期総選挙で候補者を選ぶ基準として公表する予定です。
本田宏さんは「いま立ち上がり、行動しなければ変わらない。次期選挙までに3万筆を集め、具体的な手立てを求めよう」と参加者に訴えました。
(民医連新聞 第1444号 2009年1月19日)
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