県立病院の存続求め会を結成 尼崎医療生協
【兵庫発】兵庫県は七月、県立塚口病院を尼崎病院に統合して廃止する計画を発表。八月には尼崎市長の反対の声を押し 切って「県行革二次案」に盛り込み、県議会へ提案するとしています。この計画の撤回を求めて「県立塚口病院の存続と充実を求める会」の結成総会が八月二六 日に開かれ、一五〇人が参加しました。
副会長になった当医療生協の船越正信理事長は「ただ単に一つの病院がなくなる問題ではない。県立病院には、民間では困難な高度医療や二次・三次の救急医 療などの特別な役割がある。市内の開業医や私立病院は、県立病院が存続することで成り立っている」と、塚口病院の存続と充実を求める運動の重要性を強調し ました。
「地域にもっと知らせ、県議会あての署名を五万筆集めて、塚口病院廃止を撤回させよう」と行動提起が行われました。また、九万円を超えるカンパが寄せられました。(粕川實則、事務)
(民医連新聞 第1437号 2008年10月6日)
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