鍼灸治療の保険適用拡大求め 鍼灸マッサージ委員会が厚労省交渉・議員要請
鍼灸マッサージ委員会では「鍼灸治療の健康保険適用拡大をもとめる請願署名」をすすめてきました。2万筆を超える署名が集まり、9月の臨時国会に提出するために、8月27日、厚労省交渉と議員要請を行いました。
行動には、全日本民医連から7人、署名に協力した新日本医師協会から4人、NPO法人「医療を考える会」から1人の計12人が参加。厚労省交渉には小池晃参議院議員(日本共産党)の秘書が同席しました。
厚労省交渉では、鍼灸治療が健康保険でかかれるように、(1)西洋医学との併用治療を認めること、(2)適用を6疾患以外にも認めること、また、(3) 鍼灸治療について健康保険からでる療養費1520円を上げること、の3点を要請しました。
また、現場の実情を出し、患者の負担を減らしたいと要望し、交渉は1時間におよびました。
議員要請行動では衆議院・参議院の厚生労働委員に署名の紹介議員になるよう依頼し、「検討する」との回答を得ました。参加した鍼灸師から「初めて、あの ような要請行動に参加し、貴重な体験ができました。今後も引き続き署名活動などにがんばっていきたい」と感想が寄せられました。(等々力(とどろき)正 和・鍼灸マッサージ委員会委員長)
(民医連新聞 第1436号 2008年9月15日)
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