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民医連新聞

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コンパス 3月理事会 後期高齢者医療制度中止へたたかいはこれから

第二回理事会は、約三分の一を占める新任理事を交え、総会決定を受けて活発な意見を交わしました。また、第三八回総会のまとめを行い、理事の分担を決めました。
 総会の様子は、マスコミ一社が三日間取材し、ネットで詳しく配信しました。
 また、代議員の四人に三人が感想文を寄せました。初めて参加した一〇年目の看護師さんは「私自身は、たたかいだとか運動だとか、できればあまり関わら ず、そっと通り過ぎたいと思う人であったと思います。しかし、総会に来て、自分たちの思い、意見を伝えることってすばらしい。以前、某学会に行ったとき、 質問も意見もなく、とてもさみしく感じました。でも今日は違う。同世代の人たちも生き生きと話をしている。そんな中に自分を置くことができ、元気が出まし た。職場で地域に出る機会をもっとつくろう。自分の思いを伝えていく勇気をもとう。私の課題です」と書いています。
 また、「民主的な討論で率直に話し合いが持たれ、懐の深さ、民主主義の水準の高さを感じた」「看護協会からも連帯のメッセージが来るなど、これまでの運動の広がりに確信を深めた」などの意見も多数寄せられました。
 共同組織の仲間からは、「まさに歴史的な総会に立ち会った。『共同組織とともに』という言葉が何カ所も出てくる。これでわれわれはもう外野席ではない。 仲間だと実感した」との意見も出されました。「無差別・平等を貫く」という民医連の理念をあらためて皆が確信した総会だったと思います。
 平和のたたかい、後期高齢者医療制度の中止・撤回を求める運動はまったなしです。
 情勢は大きく様変わりしています。三月一二日には医団連・中央社保協が撤回を求め国会内で集会を開催し、そこに四四人の国会議員が参加し、二五人が発言 しました。ある議員は、「後期の後は『幸』と書くべき。七五歳『長生きしてくれてありがとう』というのが政治の仕事」とのべました。
 二六日には民主、共産、社民、国民新、新党日本、各党が集い、決意表明しました。
 たたかいはこれからです。新しい仲間も加わりました。一歩一歩、確実に前進しましょう。(長瀬文雄、事務局長)

(民医連新聞 第1425号 2008年4月7日)