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民医連新聞

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経営再建の決意かため 組合員さんと地域へ 川崎医療生協が臨時総代会

 川崎医療生活協同組合は一一月二四日、臨時総代会を開き、経営危機打開の到達点をふまえ、今後の方針を決めました。約三〇〇人の組合員と職員が集まり、全国の支援や激励に応え、何としても成果を出そうと決意をかためました。

組合員とともに

 経営再建の現状について木下隆成・専務代行が報告しました。四月からの七カ月間で、一億三〇〇 〇万円の黒字、出資金も七六八〇万円まで到達、銀行との返済計画の交渉も成立しました。次の課題は、経常黒字三億円の確保、出資金二億円の達成、医療生協 として地域住民の健康と生活を徹底して守ることです。
 また、大阪・同仁会から贈られた「団結と連帯の力でがんばろう」の寄せ書き、全国の激励メールなども紹介し、「何としても経営再建を」と語りました。
 今会では、これを推進する役員の補充も行いました。新理事に堀内静夫・神奈川民医連会長、清水洋・全日本民医連事務次長、監事に西尾理恵子さん(組合員)を選出しました。
 討論では、組合員の総代が、総代会以降の支部活動を報告しました。「久しぶりの班会。新しく八人が加入、増資も目標の一七〇%になった」など、地域を歩いてがんばっている活動の報告が続きました。

*    *

 参加した職員の高橋靖明さん(京町地域包括支援センター)は、「厳しい中で、職員だけがたいへんだと思っていた。組合員さんたちのがんばっている姿と暖かい言葉に励まされた。もっと組合員さんたちと行動をともにしていきたい」。
 橘支部の秋元サチ子さんは「五年前の事件以降、全体的に元気がなく、職員さん同士のつながりなども薄くなった感じがする。メンタル面も心配です。川崎医 療生協には、やればできるという歴史と底力があります。私たち組合員も職員さんをささえ、励ましていきます。医療活動、地域訪問など、いっしょに明るくと りくんでいきたい」と、感想を語りました。

(民医連新聞 第1418号 2007年12月17日)