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民医連新聞

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平和がええねん ピースパレード ジャンボラー1037人 JBin大阪

 全国青年ジャンボリー(JB)は三二回目を迎えました。一〇月二一~二三日、大阪に集まったジャンボラーは一〇三七人。韓国・緑 色(グリーン)病院から招待した五人もいます。今回のテーマは「しっかり学んで、発信しよう」。ジャンボラーは一〇〇班に別れ、学習やフィールドワーク、 夜遅くまで思いや悩みを交流しました。最終日、二日間学んだことを発信するため、ピースパレードを行いました。(横山 健記者)

学んだことを発信しよう

 午前九時、一〇〇〇人以上のジャンボラーが大阪市役所前に集まりました。ここから大阪の中心街 である御(み)堂(どう)筋(すじ)を難波・湊町リバープレイスまで、約四㎞パレードしました。「昨日は語り合いすぎて、あんまり寝てない」という人がた くさん。それでも、みんな元気いっぱいにスタートしました。

 「地域に平和の種をまこう、憲法九条好きやねん」、「税金のムダづかいやめなさい! 給料少しだけ上げて」、「本当の敵は無関心」…。パレードを先導す る車が、各班が考えたアピールを次つぎに読み上げます。ジャンボラーは道行く人や信号待ちの車に、プラカードや大きな折り鶴を掲げて、にぎやかに平和を訴 えました。

青年たちの成長する場

 今回のJBには、一~二年目職員が六六二人も参加しました。全国の仲間とふれあい、学ぶ中で、心に響いたことを語りました。
 一年目の幸坂神次さん(秋田・看護師)は「堤未果さんの講演がよかった。九・一一テロは知っていたけど、九条守る運動があるから、日本が武力行使しなく てすんだ、と分かった。深く考えていなかったことに気づいた。JBに参加して成長した」。同じく一年目の内堀真沙恵さん(愛知・ケアワーカー)は「ムダ遣 いフィールドワークに参加して、大阪もムダなものが多かった。どう周りの人に伝えるかも学んだ」。先輩にすすめられて参加しましたが、後輩ができたら 「JBに行ってみて」と伝えたいと笑顔で話しました。
 二年目の下村彩奈さん(奈良・事務)は「全国に仲間ができると聞いて楽しみにしていた。初めて会った人と、三日間でこんなに話せるようになるなんて驚 き。全国に仲間がたくさんいることを職場や後輩に伝えたい」と、三日間を振り返りました。

 閉会式に臨んだ実行委員長の吉岡篤志医師は、ホッとした表情でした。「御堂筋をパレードできるの?」、「どうやればできるの?」と、議論を重ね、何度もぶつかりながら実現にこぎつけました。
 「一〇〇〇人以上の青年が、平和を訴えて歩いたことは、社会に大きな刺激を与えたと思います。職場に戻ったら、自分たちの方法で、学んだこと、話し合ったことを発信してほしい。共同組織のみなさんや先輩職員さんも元気になると思います」。
 感動を次回の開催地、福岡に引き継ぎました。

韓国・緑色(グリーン)病院
参加した青年たちの感想

 青年職員が一堂につどい、夢や悩みを語り合い、平和を学び、考え、表現する姿に感動し、民医連組織の豊かさを実感しました。民医連の仲間と緑色病院の思いは、つながったと確信しています。
 今度は私たちが、みなさんを招待する機会をつくりたいと思います。また、福岡も参加させていただきたいと思います。

(民医連新聞 第1416号 2007年11月19日)