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民医連新聞

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コンパス 2006.11.17理事会から 新卒看護師迎え入れで飛躍するなど情勢に負けないとりくみを

「10・27医師増やせ・看護師増やせ全国集会」にゲスト出演した林家木久蔵師匠が、一一月一九日放映の「笑点」で紹介し、永六輔氏がラジオ番組で「知り合いの看護師さんに誘われて」集会に参加したことを報告しました。
 この一年に民医連が集めた看護師増員署名は八四万筆を超えました。一方、来年度の新卒看護師の内定は全体で七〇三人で、大学病院などの大量採用の影響も あり、目標比五〇%に達していません。安全・安心の医療、働き続けられる環境の実現のためにも、一層の飛躍が求められます。前進している法人の教訓は、体 制も取り、高校生一日体験や実習、奨学生活動など「育てる看対」に徹していることです。一二月、看護増員で三度目の厚労省交渉・国会行動と、拡大看護委員 長・看護学生委員長会議を開催します。
 病院経営管理者交流集会(福岡)にむけ、問題提起や獲得目標などを理事会で意思統一しました。近年、様ざまな医療制度改変の中で、病院の「機能」を問 い、「ベッドが多すぎる」と、病院つぶし・病床削減がすすめられています。全日本民医連二六のモニター法人の今年度上半期経営結果は、収益が前年比▲一 〇・八億円、利益が前年比▲一〇・八億円と減少し、合計利益は、黒字から▲三・九億円の赤字になりました。黒字法人が一三、赤字法人が一三です。経営は容 易でない事態です。そうしたとき、地域の医療を充実させ、民医連の病院が輝くために求められていることを交流し、解き明かすことが集会の目的です。トップ 管理者五〇〇人以上が集まり、各病院がミッション・ビジョン・ポジションを確認しアクションに踏み出すための意思統一をしました。
 介護事業責任者会議を開催しました。顧問弁護士交流集会を受けて「医療事故対応における初期対応のあり方」を補足しました。共同組織強化月間では、一カ 月間に四万三〇〇〇人の仲間、四〇七部の『いつでも元気』が増えました。高齢者生活実態調査活動が終盤です。必ず成功させましょう。困難な情勢の時こそ、 民医連運動の理念にもとづくとりくみが重要です。情勢負けの議論では対応に終始しがちです。しっかりと情勢を論議し、運動、医療、経営、共同組織の活動な どに総合的にとりくみましょう。(長瀬文雄・事務局長)

(民医連新聞 第1393号 2006年12月4日)