歯科の社保担当者会議ひらく 全日本民医連
九月二五日東京で、歯科分野の社保運動推進のため「社保担当者交流集会」を開き、一八県連三〇施設四〇人が参加しました。経験交流と講師養成が目的で、内容は講演と三事業所の報告、ワークショップでした。
「最近の情勢と社保パンフの活用について」講演した南條芳久部長は、歯科部の学習資料について解説。地域に出て歯科医療の問題を伝え、住民の要求をくみ上げ、信頼関係を築こうとのべ、「保険で良い歯科医療連絡会」結成を呼びかけました。
古川民主病院歯科(宮城)は、「口腔ケアチェック表」を病室に設置し、患者の口腔内の状態を病棟と歯科のスタッフが把握し、誤嚥性肺炎を予防していると報告しました。
森の宮歯科(大阪)は、一九人の全職員で高齢者四〇六人を訪問、二二三人と対話、国保減免二二件を申請したと報告。「一年間かけた学習などの結果」とのべました。
塩冶歯科診療所(島根)は、学習会でテスト形式を取り入れ、不正解の部分は次回までに各自で調べてくるなど工夫しているとの報告でした。
ワークショップは「社保活動上、問題を抱えた診療所の事務長になったら」が課題。方針の徹底、参加型、共同組織、メール、地域、民医連新聞などのキーワードが出ました。
(民医連新聞 第1368号 2005年11月21日)