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民医連新聞

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アピール 2005年度共同組織強化月間にあたって 第19回理事会

月間目標「構成員10万増・『元気』3000読者増」を必ずやりきろう!

 八月八日、小泉首相は郵政民営化法案が参議院で否決されたことに対して衆議院を解散するという暴挙に踏み切りま した。総選挙で、政府与党がすすめてきた医療・福祉・年金など社会保障の総改悪や大増税計画にストップをかける機会がきました。今年の国会では自公民三党 によって介護保険法が改悪されました。一〇月から介護施設の食費・居住費徴収がはじまり、大幅負担増で多くの高齢者とその家族のいのちとくらしが脅かされ ます。さらに来年には医療と介護の報酬のダブル改定が予定され、医療にも食費・居住費徴収の導入がたくらまれています。憲法改悪にむけた動きがますます緊 迫しています。

 このような中、「九条の会」など草の根で憲法を守る運動や、各地のいのちと人権を守るたたかいを「仲間増やし」 「まちづくり」運動に結合させ、職員・共同組織が力を合わせることが極めて重要です。特に「狙い撃ち」にされている高齢者や障害者などは「声」をあげるこ とすら困難な方たちです。これら「社会的弱者」を守る地域の運動をすすめることが、この秋、重要になっています。

 全日本民医連は一〇・一一月、共同組織強化月間を行います。今「月間」は、第三六回総会で「四〇〇万・一〇万」 が提起されてから最初の期のしめくくりとなります。「月間」の目標は、一〇万の構成員と三〇〇〇の『元気』読者増です。今こそ地域の中で「最後のよりどこ ろ」としての民医連の役割を自覚し、共同組織を大きく広げていきましょう。

 今月間では、事業所を利用しているすべての方たちに共同組織加入を訴えましょう。合わせてこれまでまちづくり運 動や憲法を守る運動で新たに結びついた方たちすべてを視野に入れ、事前の準備もしっかり行い、評議員会で提起した総会までの目標「構成員三二〇万・『元 気』五万五〇〇〇読者」達成にむけ、「月間」をなんとしても成功させましょう。(二〇〇五年八月一九日)

(民医連新聞 第1363号 2005年9月5日)