職員駆けつけ地震の対策本部 福岡・千鳥橋病院
震度6弱の地震が襲った同院では、幸い負傷者はなく、四〇分後に対策本部を設置。電話が不通、道路が大渋滞のなか、職員が次つぎ病院に到着。病院の安全点検、地域パトロール、避難所への往診、患者宅への安否確認に手分けしてかかりました。
外科医が駆けつけ、電子カルテがダウンしなかったので、救急外来は円滑にでき、骨折一〇人はじめ五〇人が受診しました。余震が続くため二〇日は二〇人以上の職員が泊り込みました。
同院の被害は、柱や壁、天井に無数の亀裂が入り、屋上の貯水タンクが倒れ、水道管が破損するなどでした。たたらリハ病院では、エレベーターが止まり、約二〇〇の昼食を人手で運びました。
(民医連新聞 第1353号 2005年4月4日)
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