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民医連新聞

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2004年10~11月「共同組織強化発展月間」 職員と共同組織が地域訪問 民医連の活動語り仲間ふやす

 一〇月から「共同組織強化発展月間」がスタートして一カ月。各地では、地域に出て民医連、共同組織の活動を紹介したり、まちづくりの課題にとりくむ中で仲間をふやしています。

助けあい活動も視野に 東京西部保健生協

 【東京発】「昨年に続き四〇〇人の仲間ふやしを」と出足早くとりくみ、一〇月二日に目標の五〇%、二〇一人に到 達しました。医療生協の「セーノ」の目標としては達成です。八月から対象者を出し合い、理事会合宿をもち、職場目標を決め、キックオフ集会などで学習もす すめた成果です。

 昨年、患者・組合員の中から「孤独死」「自殺」を出してしまったことを真剣に受け止め、「組織活動を強めなければ」と話し合い、奮起。今年も受療権・経営を守ることと結びつけて目標を高めに掲げました。

 組合員さんが独自でふやした経験もうまれ、新しい仲間が健診に来たり、定年退職した元職員が「平和のことも、生 協や民医連の活動と結びつけるとわかってもらえる」とがんばりました。消極的だった職員の受け止めが、討議で積極的に変化した職場もあり、『仲間ふやしガ ンバリニュース』で成果が伝えられ、職員が活気づいています。

 また「孤独死」についての対策を杉並区に申し入れました。区には、ボランティア団体や民生委員・在宅介護支援センターなどがつくる「安心ネットワーク」「安全協力員制度」があるものの、あまり機能していない実情があり、「医療生協と協力したい」との回答がありました。

 また社会福祉協議会とも懇談。社協が助成・運営する「サロン事業」と医療生協のタイアップや、「血圧測定に来てほしい」など要望が寄せられています。

 助けあい活動のあらたな展開も視野に入れて、仲間ふやしと結びつけていきたいと考えています。(高木広明、事務)

会員が対象者を紹介 輪島診療所

 【石川発】当診療所と奥能登健康友の会では、月間の目標を再設定し、毎日五人(五世帯)の拡大で、一気に今年度目標の構成員四〇〇〇人の達成をめざしています。対象者の地域訪問や診療所窓口との連携による患者紹介など、とりくみをすすめています。

 月間に入って一〇五人の会員拡大(一〇月一九日現在)で、三九〇〇人を超えました。  月間に先立ち、友の会では、ニュース配布協力者の懇談会を開き、一会員につき一家族の紹介を訴えました。さっそく、ある「元気デイ」の参加者から、ご近 所の方の紹介があり、友の会事務局長がいっしょに訪問。そのお宅では、さらに友だちを呼んで待っていてくれました。一時間ほど、診療所の医療活動や友の会 活動を紹介し、『元気』誌を参考に「介護保険がどう変わるか」も訴えました。「老後の暮らしには不安がいっぱい。友の会の助け合い活動はいいですね。私た ちも仲間に入れて」と三人が入会しました。これから毎月、そのお宅で、班会をすることにもなりました。会員拡大と同時に、班が誕生しました。地域サロンづ くりの構想が実現しそうです。

 このように、会員の紹介で加入するという成果が生まれています。(濱 茂夫、事務)

(民医連新聞 第1343号 2004年11月1日)