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民医連新聞

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安全・安心の医療をもとめて(23) 山梨・甲府共立病院

院内教育委員会と連携して

 【山梨発】甲府共立病院では五月二七日、医療安全について全職員学習会を行いました。これは院所教育委員会が今 年度の方針に、「重要な課題や、時々の情勢、医療機関に必要な法律学習などを奇数月に行おう」と打ちだしたとりくみの一環です。「『安全・安心の医療』を めざして 共有しよう 私の経験 活用しよう あなたの教訓」がテーマ。一四二人が参加しました。年度はじめの医療姿勢を相互に確認しあい、深める場にな りました。

 今年度から、医療安全管理室に懸案だった専任セイフティマネージャーが確立され、活動がはじまっています。

 学習会では同室から二〇〇三年度のインシデント報告を行いました。事例の教訓から強調されたのは、情報伝達の重 要性、お互いのコミュニケーションの大切さ、医療者と患者さんが近づく努力とゆとり、小さな気づきも大切にする、自分自身がルールに基づいて仕事をしてい るか、といった点でした。

 また、医療安全管理室長の飯塚譲副院長が、「疑問に思ったことを言いあえる土壌をつくろう、安全性の向上は、医療機関で働くものの全員の課題、一部の職員の課題にしていては何もすすみません」と、民主的集団医療のあり方と、これからの課題について語りました。

 (松田きよ子、甲府共立病院、教育委員)

(民医連新聞 第1334号 2004年6月21日)