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民医連新聞

民医連新聞

学習月間 方針の読了めざして工夫さまざま

 「民医連と民医連方針を学ぶ月間」のとりくみが、各地で行われています。沖縄、福岡、福井では、方針の読了めざし、工夫した学習をすすめています。

朝礼の10分間で方針読み合わせ
老健かりゆしの里(沖縄)

 老健かりゆしの里は、朝礼の一〇分間を使って、全員で総会方針の読み合わせを行っています。総会方針が出された時から読み合わせをはじめました。質問が出た所には線を引いておき、翌日の朝礼のはじめに、施設長や事務長がその質問に答えるようにしています。

 「総会方針や評議員会方針、県連方針などが出た場合は、全員で読み合わせをし、認識を一致させるようにしてい る」と東江(あがりえ)正隆事務長。同施設には、約四〇人の職員がいますが、一カ月半でほぼ一〇〇%が総会方針を読了しました。『民医連 憲法手帳』も 「全員で読み合わせて学習したい」と、意欲満々です。

「青年トーク集会」を開催
親仁会(福岡)

 親仁会は、「方針を学び、集いあい、問いあう」のスローガンで、各事業所の教育委員会が中心になり学習をすすめています。

 同法人では、各事業所のとりくみをニュースで交流したり、読了状況や学習会の開催数、医療福祉宣言の新規作成・見直し数などを毎週月曜日に報告してもらい、推進状況を確認できる体制もつくっています。

 また、総会方針の内容で疑問やわからないこと、よいところなど、青年が自由に意見を出し合う、「青年トーク集会」にもとりくみ、方針を深める工夫もしています。

 中央診療所では、総会方針の学習と同時に、「実際に地域の状況がどうなっているのかを見てこよう」と、四月から事務職員と看護師がペアを組み地域にでかけています。

 同診療所がある大牟田市では、高齢化率が二六%と高く、独居老人の孤独死や、ゴミ出しができず敷地内にゴミをた め込む人などもいます。「訪問する中で助け合い事業の必要性を感じました」と堤智佳事務長。学習や訪問で「消極的だった職員が積極的に地域へ出るように なった」と、変化が生まれています。

楽しく学ぶ工夫 2つのカードで
福井民医連

 福井民医連では、職責者が一方的に話をする学習会ではなく、「なぜ? なに?カード」、「わかったぞカード」を使って、全職員参加型の楽しく学ぶ工夫をすすめています。

 「なぜ? なに?カード」には、質問や疑問を出してもらい、各章ごとに振り分けて、講師を依頼し、学習会を開いています。自分が理解できたところは、「わかったぞカード」を出してもらい、学習の到達状況が把握できるようにしています。

 光陽生協病院では、昼休み時間を使って、お弁当を食べながら学習会を開くなど、月間終了までに読了しようとがんばっています。

(民医連新聞 第1332号 2004年5月17日)