「東原爆裁判」で被ばくを認定
1994年に東京の東(あずま)数男さん(75)が肝機能障害を理由に求めた原爆症の認定が却下されたため、1999年に東京地裁に提訴し た「東原爆裁判」。東京地裁は、「多大な原爆放射線に被ばくしたことが、ウイルス感染とともに慢性肝炎を発症、進行させる起因になった」と、原告の主張を 全面的に認めました。
東さんは、高齢を迎え、病状も悪化しており、これ以上、裁判に耐えられる状況にありません。控訴断念を国に求めてきましたが、非情にも4月12日、上告しました。(東京民医連・逸見昌則、事務)
(民医連新聞 第1330号 2004年4月19日)
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