「地域の期待感じた」 / 川崎協同病院周辺で訪問と宣伝(神奈川民医連)
11月30日、神奈川県民医連は288人で、川崎協同病院の周辺地域の組合員訪問とハンドマイク宣伝を行いました。川崎医療生協の職員148人、組合員 61人と、全県から79人が参加。1980世帯を訪問し、948世帯と対話し、69世帯から計50万円を超える出資・増資があり、新医療署名327筆を集 めました。
訪問先では「リストラにあって食べていくだけで大変」「この不況では、増資したくても出せない」など情勢を反映した話になりました。
また激励ももらった一方、病院職員の対応への批判や不満、厳しい指摘もあり、身が引き締まる思いがしました。この日寄せられた意見は丸ごと受け止めて、直ちに生かしていくことを全員で確認しました。
ハンドマイクでは「私たちは川崎協同病院の職員です」と呼びかけ、医療改悪やそれで困っている人に手をさしのべない県政にふれ、医療・介護の相談を行っていること、健康診断をすすめていることを訴えました。
「事件公表」以来このような活動は久しぶり。翌日には「外で動き出したね」など電話がかかり、地域が「川崎再生」によせる期待がひしひしと伝わってきました。
こうした大規模なとりくみは、「月間」の活動を強化する目的で県連が企画。県内の全法人が順番に一つのエリアに集中して入り、お互いを元気づけようとい うものです。第1回目は、「川崎の職員を励ましたい」との他法人の職員の気持ちを汲んで川崎地域で行うことに。私たち職員にとっては、久びさに心が晴れる ような思いを味わい、「地域や組合員にささえられてこその川崎協同病院なんだ」と確信を強めた1日でした。
(河野一馬、川崎医療生協)
(民医連新聞2002年12月21日/1296号)