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民医連新聞

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全日本民医連糖尿病シンポジウム /「ヘンシン」をテーマに296人が参加/002・12・7 新潟・越後湯沢

12月7日、新潟県越後湯沢市で「第27回全日本民医連糖尿病シンポジウム」を開き、39県連から295人が参加。今回のメインテーマは「へんしん」。
 開会式後、「患者の行動変容を促す療養指導の実践」と題して、医師、看護師、栄養士、患者さんなど七人によるシンポジウム。
 分科会は、2日間で96演題が発表されました。
 「へんしん(5)」分科会のテーマは「食生活指導」。大阪・西淀病院の大西哲也管理栄養士は「食事療法困難事例に挑んでいる食養科のとりくみ」を発表。 退院後、食事療法が困難な患者さんに対して、希望があれば病院食と同じ内容の弁当を提供し、入院せずに療養管理がうまくいっている事例を発表。また、愛 知・名南病院の三宅隆史医師が、全国糖尿病追跡調査アンケートから「民間療法」に関する部分の集計結果を報告。民間療法へつぎ込んだ総額が一人で3000 万円にもおよぶ実態が報告されると、会場からは「エー」という驚きの声があがりました。
 その後、神戸大学の坂根直樹医師が「患者のやる気を引き出す糖尿病教育」と題して記念講演。この後「治療」「食事」「運動」の三つに分かれて、実践レクチャーがありました。
 閉会式では、04年の会場となる山口県連があいさつ。また、全国糖尿病調査会、糖尿病追跡調査についての説明がありました。
 最後に岡田節朗実行委員長が「『へんしん』できましたか?」と参加者に問いかけ、「参加者のみなさんの協力で無事開催できました」とよびかけて閉会しました。
 参加した北海道・桜ヶ岡医院四年目の保健師、森邦子さんは「どうしても参加したいと上司に切願してきました。今回得られた知識を院所に帰って生かしたい。こういう会をどんどんやって欲しい」と感想を話していました。

(民医連新聞2002年12月21日/1296号)

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