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声明・見解

声明・見解

【声明2025.02.20】日本政府の第 3 回核兵器禁止条約締約国会議への不参加に強く抗議する

2025年 2 月 20 日
全日本民主医療機関連合会
会長 増田 剛

 政府は18 日、3月に開催される第 3 回核兵器禁止条約締約国会議のオブザーバー参加を見送ると記者会見で表明した。全日本民医連はこれに強く抗議する。

 会見で外務大臣は、「核兵器保有国が参加しない会議で核軍縮は進展しない」と締約国会議の存在を否定し、「通常戦力だけで、核戦争の脅威を抑止できない、核による拡大抑止は不可欠」とまで述べ 、核使用を容認、唯一の戦争被爆国の政府として恥ずべき態度を繰り返し表明した。
 昨年、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)がノーベル平和賞を受賞し、今年被爆 80 年を迎える中、日本政府がとるべき行動は、会議に参加し、核兵器のいかなる使用も認めず、 核兵器廃絶を進める強い意志を明確に示すことである。 日本政府の会議への不参加の態度こそが、核保有国に核兵器の保有、使用、威嚇などに正当性を与え、核軍拡を手助けするものである。

 私たちは、核兵器廃絶を願い、被爆者の方たちと共に運動してきた立場から、日本政府が被爆者らの声 、願いを受け止め、国会で議論をやり直し、核兵器禁止条約締約国会議へのオブザーバー参加を実現するよう強く求める。

以上

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