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声明・見解

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【声明2023.12.04】オスプレイの飛行中止と配備撤回を求める

2023年12月4日
全日本民主医療機関連合会
会長 増田 剛

 11月29日、米軍横田基地所属の特殊作戦機CV22オスプレイが屋久島沖で墜落した。この墜落事故により、搭乗員8人のうち1人が死亡、残り7人については捜索が続いている。オスプレイはこれまでに何度も事故を起こしている“構造的欠陥機”であり、いつどこで墜落してもおかしくない。全日本民医連は、オスプレイの飛行中止と配備撤回を求める。

 日本国内のオスプレイの墜落事故は、2016年の沖縄県名護市での事故に続き2件目、死亡事故は今回が始めてである。国内では墜落事故以外にも、機体の一部が落下する事故や機体のトラブルによる緊急着陸などが発生している。国外では2022年3月にノルウェー北部で米海兵隊機が墜落し搭乗員4人が死亡、同年6月には米国で米海兵隊機が墜落し、搭乗員5人が死亡するなど、事故が後を絶たない。
 いま日本には、米軍と自衛隊あわせて44機のオスプレイが配備されており、米国以外では最多。今回の事故を受けて、基地周辺の市民らから強い不安や怒りの声があがっている。日本政府も11月30日朝8時に、米軍に対してオスプレイの飛行停止を要請したが、同日午後に綾瀬市や海老名市など複数の地点で、人口密集地の上空を飛ぶオスプレイが相次いで目撃されている。これは日本に住むすべての人の安全を軽視するもので断じて許されない。

 オスプレイの危険性は以前から指摘されており、今回の事故は起こるべくして起きたものである。危険なオスプレイの飛行・配備を許せば、取り返しのつかない事故を起こしかねない。全日本民医連は、日本に暮らす人々の安全な暮らしといのちを守るため、米軍オスプレイと自衛隊オスプレイの飛行中止と、配備撤回を求める。

以上

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