【声明2021.03.25】ミャンマー軍部による民主主義封殺に抗議するとともに、ミャンマーの人びとの民主主義を希求するたたかいを支持する
2021年3月25日
全日本民主医療機関連合会
会長 増田 剛
ミャンマー軍部による民主主義封殺、市民への暴力が続いている。2月1日のクーデター発生以降、非暴力で抗議する市民に対して、一方的に銃火器をもって応じた軍隊によって、3月21日時点で250人をこえる人びとの命が奪われたと報じられている。
医療人もたちあがり、たたかいと救護にあたっているが、その中の一人であるヤンゴン第一医科大学の医学生Khant Nya Heinさんが命を奪われたことも報じられた。亡くなった医学生の遺体の胸の上に聴診器がおかれた写真は、彼と同じく命をまもる仕事にたずさわる私達に、強い衝撃をあたえた。
全日本民医連は、暴力をもって民主主義を破壊する、ミャンマー軍政当局に強く抗議する。軍政当局に対し、ただちに市民への暴力を停止し、民政への復帰を求める。
全日本民医連は、日本政府に対し、クーデターの収束と、これ以上の犠牲者を出すことなく、平和裏に民主主義を回復させるため、国際的なイニシアティブを発揮することを求める。
全日本民医連は、ミャンマーの医学生・医師・看護師・薬剤師などの医療人をはじめ、数多くの人びとが、灼けつくような渇きで民主主義を希求し、ストライキや市民的不服従のたたかいにたちあがっていることに、心からの連帯を表明する。
以上
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