【声明2013.06.10】安倍首相と橋下日本維新の会共同代表は、沖縄県民と国民を欺く、オスプレイ飛行訓練の一部を大阪府八尾空港へ移す計画を撤回せよ。
2013年6月10日
全日本民主医療機関連合会
会長 藤末 衛
安倍晋三首相は、日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長の「沖縄に配備されている米海兵隊のオスプレイ飛行訓練の一部を大阪府八尾空港で行う計画」の検討を小野寺五典防衛相に指示し、松井一郎大阪府知事も同じ態度を表明している。
八尾空港周辺は人口が密集地であり、そこに欠陥機オスプレイの訓練の一部を移転することの 危険性は誰にでもわかり、6月5日に日本維新の会を除く八尾市議会5会派が、松井大阪府知事宛に抗議文を提出したように、地元は勿論、大阪府民が合意でき るものではないことは当然である。
安倍首相、橋下日本維新の会共同代表は、これが沖縄の負担軽減のためと繰り返し発言してい るが、世界一危険なオスプレイを普天間基地に配備したまま、飛行訓練を全国に拡大することは、墜落の危険と爆音被害を全国に拡大するだけである。また、訓 練が終われば沖縄に舞い戻り、沖縄県民へ恐怖を与え続けることに変わりはない。また、この計画は、沖縄に基地とオスプレイを固定化することが前提であり、 絶対に許されるものではない。
沖縄県民と日本国民の要求は、オスプレイ配備撤回と米軍基地撤去である。米軍が駐留するが故に引き起こされる悲劇をこれ以上繰り返してはならない。
全日本民医連は、安倍首相と橋下日本維新の会共同代表に、沖縄県民と国民を欺く、オスプレイ飛行訓練の一部を大阪府八尾空港へ移す計画を撤回するよう強く求めるとともに、「慰安婦問題」発言など全く人権感覚のない知事、市長にはただちに公職を辞するよう要求する。
(以 上)
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