レッツ体操
講師 寺岡かおり 日本保健医療大学
効率よく筋肉を使うことで、疲れにくい歩き方が可能になります。
ポイントになるのが「よい姿勢」と「足のロッカー機能」※。
足のロッカー機能を高めることで、かかと・足関節・前足部を支点にした3つの回転運動をスムーズに前方への推進力に変換することができます。
1 姿勢の改善&背骨の柔軟性向上
①仰向けになって両膝を抱え、背中から後頭部を床につける。
②①の姿勢のまま、背中をマッサージするように上半身を左右に揺らす(10秒間)。
③両膝を右側に倒して顔を左側に向け、左手を肩先に伸ばして10秒間維持する。
※反対側も同じように行う
2 足のロッカー機能の改善
①しゃがんで両手を前につき、両足のかかとを床につける。
②両手足の指先に体重をかけながら、両足のかかとを上げて10秒間維持する。
③両足のかかとをゆっくり下ろす。
◎3~5回
※足のロッカー機能
かかと・足関節・前足部の3つの回転軸が連続的に動くことによって、スムーズで効率的な前進運動を可能にするはたらき
寺岡 かおり(てらおか・かおり)
日本保健医療大学 理学療法学科 講師
理学療法士、博士(公衆衛生学・筑波大学大学院)
2022年まで東京保健生協(東京民医連)で組合員に運動指導などを行いながら、大学院での研究に取り組む。コロナ禍の高齢者の体力の変化について研究した論文で、第30回日本老年医学会優秀論文賞を受賞
いつでも元気 2024.11 No.396