講師　寺岡かおり　日本保健医療大学

足の柔軟性を上げるトレーニング

歩行速度は寿命とも関連があると言われており、
歩行速度が低下しないようにすることは
高齢者にとって重要な課題です。
今回から５回にわたって、歩行速度を低下させないための
トレーニングをご紹介します。

 

ステップ❶

①仰向けになり、両足を肩幅より少し広めに開く。
②両足のかかとを床につけたまま、両足のつま先をゆっくり伸ばして床に近づける。
③両足のかかとを床につけたまま、両足のつま先をゆっくり上げて膝に近づける。
④足全体を内向きに倒し、
　５秒間維持する。
⑤足全体を外向きに倒し、
　５秒間維持する。
◎１セット２回

 

ステップ❷

①仰向けになり、両足を広めに開く。
②両足のかかとを床につけたまま、両足首を外回りに回す。
③両足のかかとを床につけたまま、両足首を内回りに回す。
◎１セット２回

 

ステップ❸

①仰向けになり、両膝を立てる。
②左足を身体の左側に置き、左膝を内側と外側に２回ずつ交互に倒す。
③左膝を内側に倒して10秒間維持する。
※反対側も同じように行う
◎１セット２回

 

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寺岡 かおり（てらおか・かおり）　
日本保健医療大学 理学療法学科 講師
理学療法士、博士（公衆衛生学・筑波大学大学院）
2022年まで東京保健生協（東京民医連）で組合員に運動指導などを行いながら、大学院での研究に取り組む。コロナ禍の高齢者の体力の変化について研究した論文で、第30回日本老年医学会優秀論文賞を受賞

いつでも元気　2024.9　No.394