レッツ体操
転倒予防のための体操
講師 メディカルフィットネス スマイル(福岡市) 永田 晃一
転倒には下半身の筋力低下や足の裏の感覚の衰えなど、さまざまな要因があります。今回は姿勢やバランスに関わる大腰筋などのトレーニングです。可能ならば裸足で、足の裏の感覚を確かめながら行ってください。
1 太もも上げバランス(姿勢維持)
(1)左手を壁に置き、背筋を伸ばして立つ。
(2)右足を少し浮かせる。
(3)右の太ももをおへその高さまで上げ下げする。
◎30秒間×2セット
※反対側も同じように行う
●ポイント
・姿勢を崩さないように意識する
2 立位タオルギャザー
(1)壁ぎわに立ち、タオルを床に広げて、タオルの端に両足の指を乗せる。
(2)右足と左足の指を交互に使って、タオルを足もとにたぐり寄せる。
◎3セット
〈応用編〉
タオルの先端に重り(水を入れたペットボトルなど)を置いて行ってみましょう。
●ポイント
・動かしにくい指がどこかを確かめながら行う
3 一線歩き
床に直線を引き、その上を一足
ぶんずつゆっくり歩く
◎3メートル×3往復
●ポイント
・かかとから地面について、ゆっくりつま先を下ろすように歩く
・足の裏の感覚と重心移動を意識しながら行う
4 脳トレ~コグニサイズ
足踏みしながら計算やしりとりを行う
〈例〉
・その日が11日だったら…
100からスタートして11ずつ引いていく
・しりとりでもOK!
いつでも元気 2021.10 No.359
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