昔ばなし苦労話自慢話
「団地で紙芝居」
回想のヒント
高齢化が深刻な都会の団地。
かつては子どもがたくさんいて、紙芝居もやって来た。
おじさんの前に集まった子どもたちは何をしているのかな?
名所・旧跡・温泉・饅頭
初対面の人と会話を弾ませるには、まず、お相手のふる里自慢をたっぷり伺いましょう。地元の名所や温泉など何でも構いません。最初に褒めるポイントはコレ。ふる里はいくら褒めても褒めすぎることはありません。
「あまり自慢することはないなぁ」と言う人もいるかもしれません。ありきたりでいいのです。どこにでもある祭りや神社などをきっかけに、「そういえば」と会話が始まればしめたもの。
優秀なインタビュアーは、あらかじめ取材相手の出身地を勉強し、ツボを押さえた質問をします。「私もその温泉に行ったことがあります。いい湯ですよね~。確かおいしい饅頭も売っていました」。こんなやり取りで相手の心をわしづかみにします。
会話の切り札をまとめて“名所・旧跡・温泉・饅頭”と名付けてみました。皆さんも、何かの折に使ってみてください。
ただし、悪用はしないでくださいよ。詐欺師、ペテン師があなたに近づく時に用いる常套手段でもあります。
鈴木正典
島根・出雲市民病院麻酔科医。1947年、福井県生まれ。鳥取大学医学部卒。著書に『認知症予防のための回想法』(日本看護協会出版会)、『想い出かたり』(かもがわ出版)など
いつでも元気 2018.7 No.321
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