非情な市の対応を追及
当友の会も参加している「国保をよくする金沢市実行委員会」は、市の医療保険課と交渉をおこないました。
ある五〇代の男性が、激しい腹痛におそわれて市に相談したところ、「(国保料の)滞納額の一割は納めないと(国保証を)渡せない」と言われたとのこと。 男性はその日まで三日間も腹痛をがまんしていました。その日振り込まれた給料から滞納額を支払って国保証を手に入れ、病院で虫垂炎の緊急手術を受けまし た。
私たちは「保険料のことよりも、まず医療を受けられることを優先すべき」と強く訴えました。
課長は「今回聞いた事例をもとに、病気の人が市役所に相談に来たら、病院へ行くよう勧める。職員によって対応が変わることのないよう徹底する」と答えました。
(藤牧渡)
いつでも元気6月号No.272より