今月の「いいね!」
当友の会の第二〇回総会がおこなわれました。
二〇回と言えば“成人式”ということで、二〇年の歩みを映像で振り返りました。参加者の若い頃の姿に歓声があがったり、今は亡き人たちを偲んだり、二〇年という時間の流れを感じました。
病院の応援団としてスタートした当友の会も、「誰もが安心して住みつづけられるまちづくり」に目を向け、今では二六の班が幅広く多彩な活動を展開しています。
総会を機に、ますます地域に根を張った友の会にしようと決意を新たにしました。
(坂野悠紀子通信員)
「渡されたバトン」上映会 奈良・健生会
東日本大震災と福島第一原発事故から三年が過ぎました。三月二一日、健生会と同友の会は、奈良県産業会館大ホールにて「渡されたバトン~さよなら原発」上映会、写真パネル展と復興支援バザーにとりくみました。
千葉から奈良に避難してきた母親が、「健診で奈良民医連や土庫病院の方々に本当にお世話になっています。きれいな水・土・空気を子どもたちに残していた だきたいと切に願います」と発言。二回の上映とパネル展に約五〇〇人が来場しました。広く参加を呼びかけようとフェイスブックに情報をアップしたところ、 一二〇〇以上の「いいね!」をいただきました。
(高崎大史)
診療所が離れていても 石川・奥能登健康友の会
珠洲支部のある珠洲市は、輪島診療所まで車で一時間ほどかかるため、診療所のとりくみなどになかなか参加できません。そこで支部では、市やほかの団体が主催する健康講演会に積極的に参加するようにしています。
友の会員からは「勉強になる」との感想が聞かれ、主催者からは「おかげさまで出席者が多くなった」と喜ばれています。
二月におこなわれた特養ホーム主催の「認知症講演会」では、参加者二八人のうち三分の二が友の会員でした。『元気』の認知症についての記事をコピーして配布し、友の会の紹介もさせていただきました。
(邑田真美通信員)
原水禁世界大会に向けて 長崎健康友の会
昨年結成した西支部では三月五日、夏の原水爆禁止世界大会に参加する海外代表へプレゼントしようと、お手玉作りにとりかかりました。
世話人さんが布切れとムクロジの実を用意。お手玉作りは初めての方もいて、簡単には仕上がりません。ワイワイガヤガヤと世間話もはずんで、一時間過ぎてやっと一個できあがりました。
本番まで何個できるでしょうか。他の支部にも参加を呼びかけ、多くの海外代表へ贈りたいとがんばっています。
(山之口努通信員)
福島の被災地を視察 千葉健生病院健康友の会
三月一九日、福島の被災地視察に参加しました。
居住制限区域の富岡町では、バスを降りて津波被害の惨状を見て歩きました。倒壊して車が突っ込んだままの家、二時四六分で止まった時計、改札口だけが 残った駅など、「本当に大変なことが起こったのだ」と強く感じました。
バスに同乗して案内してくれた小名浜医療生協の工藤史雄さんは、何度も言葉を詰まらせながら、「福島を忘れないでほしい」と訴えました。
私たちは忘れません。この日見て聞いたことを周囲の人たちに伝えたいと思います。
(山川久子通信員)
いつでも元気6月号No.272より