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一月三一日、税理士の岡澤利昭さんを招いて、「税金のお話と相談会」を開きました。
岡澤さんは消費税について、「低所得層ほど負担が重く、四月からの増税は国民生活を破壊する」と指摘。「『社会保障のため』というのもウソであり、増税中止の運動を大きく広げなければ」と述べました。
その後、岡澤さんが一五人の相談に応じました。「年金受給のかたわらパートの収入があり、申告について相談できてよかった」「妻を亡くし相続税のことで もやもやしていたが、気軽に聞けてすっきりした」など、みなさんほっとした様子でした。
(山川久子通信員/写真・加藤準之助)
転倒・骨折を防ぐ 東京・足立健康友の会北千住支部
一月二四日、柳原リハビリテーション病院の看護師を講師に、「高齢者の骨折事故」について学びました。
「家の中はさまざまな生活用具に囲まれて危険がいっぱい」とのこと。電気コードにつまずいて転倒する方も多いそうです。
「部屋を片付ける」ほか、「質の良い靴を履けば、転倒だけでなく腰痛も防げる」との話に、参加者は「ほぉ~」と納得の声をあげていました。
転倒や骨折しないための体操を伝授され、「さっそく今日からやります」と言いながら帰って行く方もおられました。
(大井民江通信員)
歯周病を予防する歯磨き 東京・江古田沼袋診療所
一月二五日、「歯周病予防から全身の健康へ」をテーマに「健康幸座(けんこう教室)」を開きました。川島診療所歯科の木村一之さんら三人の歯科衛生士を講師に、一六人が参加しました。
「歯周病は日本人五〇代の半数がかかっている恐い細菌感染症」とのこと。歯周病と糖尿病や心臓病などとの深い関わりについて説明がありました。
「二~三分で」「シャカシャカと音をたてて」「大きく動かす」「なんとなく」に一つでも当てはまる歯磨きはダメということで、正しい歯磨きのポイントや 歯ブラシの選び方も教わりました。歯こう着色液を使っての歯磨きチェックでは、参加者それぞれが個別指導を受けました。
(塚本晴彦)
がんで死なないために 秋田・大曲中通病院友の会
当友の会鑓見内支部で「出前ミニがん講座」を開き、二五人が参加しました。
秋田県のがん死亡率は、一六年連続で全国ワーストとのこと。当日は県の総合保健事業団からがん検診推進員を招き、がんに対する正しい知識と検診による早期発見の必要性について学びました。
参加者からは「中学生くらいから予防・啓発活動に努め、家庭で話題になるようにしてはどうか」などの声があがりました。
(長澤昭通信員)
エンディングノート 大阪・けいはん医療生協
「健康教室」を開き、エンディングノートの書き方を学びました。NPO法人の方を講師に招き、三〇人が参加しました。
「エンディングノートに書くと効力はあるの?」「介護・看病について書くと希望は通るの?」「尊厳死と延命治療の関係は?」などの質問が出され、ひとつひとつに丁寧に答えてくれました。
今後もテキストを参考にしながら、班会などで学びを深めていくことになりました。
(大森輝夫通信員)
いつでも元気4月号No.270より