震災から3年
当友の会では、塩釜・多賀城地域の五カ所の仮設住宅で、「お茶っこ会」を定期的に開いています。
仮設住宅はいずれ出て行かなければならず、引越費用の負担やコミュニティーの崩壊など、新たな困難が被災者を苦しめることが予想されます。
民間住宅に避難している方々に対しても、コメや餅などを届けながらお話をうかがいました。「公営住宅の申し込みをしているが、入居できるか心配」「医療 費の減免がなくなり、病院に行けない」など、深刻な悩みが語られます。医療費の減免は、四月に条件付きで復活するようですが、まだまだ被災者に対する支援 が必要です。
(佐藤久通信員)
電子レンジで簡単レシピ 宮城・長町病院友の会
一二月六日、あすと長町仮設住宅に暮らす住民を対象に、「電子レンジでできる! 簡単レシピ」講習会を開きました。
「あたため機能しか使ったことがない」参加者も多いなか、いろいろな機能の使い方を説明。簡単ソーセージのほか、油を使わないヘルシーな野菜の蒸し物や黒糖ケーキなどを作りました。
東日本大震災後、三回目のお正月を迎えましたが、復興は一向に進まず、寒くて狭い仮設住宅に住み続ける被災者の困難は計り知れません。「いつでも私たち が寄り添っている」というメッセージを伝え続けることが大切だと思っています。
(寺島知子)
松島へ震災支援ツアー 医療生協かながわ上飯田支部
一二月五~六日、二四人が参加して宮城県松島へ震災支援ツアーに行きました。「現地に行くことも支援のひとつ」として企画され、今年で二回目です。
松島医療生協の職員と組合員さん二人が途中からバスに乗り、現地の様子を話してくださいました。多数の児童と先生が亡くなった大川小学校では、とても悲しく切ない気持ちになりました。
参加者からは「現地の生の声や様子を聞けてよかった。今後も忘れずに支援していきたい」「国がもっと積極的に復興に力を入れてほしい」などの感想が語られました。
(宮武京子)
いつでも元気4月号No.270より