今月の「いいね!」
八月二〇日、太陽がギラギラと照りつけるなか、当支部の役員と柳原診療所の職員がチームを組んで、熱中症予防の声かけに出かけました。
ひとり暮らしや“気になる”患者さんをピックアップし、「こまめに水分を補給してくださいね」「何かお困りのことはありませんか」と声をかけながら、注意を喚起するパンフレットを手渡しました。
暑い中、冷房をつけずに過ごしている方がいて驚いたり、あまりにも急なアパートの階段に心配したり、地域に出てみないとわからないことが多いと実感。 「わざわざ来てくれたの? ありがとう」「倒れたら大変だから、冷たい水を飲んでいって」など、逆にこちらが励まされる場面もありました。
(大井民江通信員)
不服審査請求に立ち上がる 石川・金沢北健康友の会
八月二一日、生きがいセンター「まつもとてい」で生活保護に関する学習会を開き、友の会員のほか生活保護利用者や城北病院のソーシャルワーカー、弁護士など四二人が参加しました。
八月から生活保護基準が引き下げられましたが、「月一二〇〇円ほど減額になった。食費を減らすしかない」という声があがりました。全国でとりくまれてい る不服審査請求について話題になり、「私は障害をもっているが、請求によって不利益を受けるのが心配」という意見に対し、「請求は法律で規定された権利」 「みんなでやれば助けあえるし、支援する方々もいる」との意見が出されました。
学習会のあと、さっそく一三人が請求書類を作成しました。
(藤牧渡)
金賞の歌声 福井・老人保健施設あじさい
福井大学の医学生や看護学生でつくるアカペラグループ「ミュージックグラス」が当施設を訪れました。同グループの看護学生が、民医連の病院で「高校生一日看護体験」をして以来のお付き合いです。
「ふるさと」「幸せなら手をたたこう」など、今年の「福井祭りアカペラ選手権」で金賞に輝いたという見事な歌声を披露。利用者さんからのリクエストに応 えて、「上を向いて歩こう」や美空ひばりさんの歌も歌ってくれました。
利用者さんが「子どもの頃を思い出して懐かしかった」と感想を述べると、学生さんも「みなさんといっしょに歌って、笑顔と手拍子もいただき、うれしかった」と話しました。
(松原信也通信員)
水生生物観察会 石川・奥能登健康友の会
八月三日、今年で四回目となる「水生生物観察会」を輪島川の中流域で実施しました。
夏休み前に小学校に案内を出し、二~五年生の一四人と保護者、友の会員、川漁業組合の方々など四〇人が参加。小魚やエビ、貝や川虫などいろいろな生物が 捕れました。捕った生物の名前を図鑑で調べ、それぞれの数を記録しました。
調査の結果、ホタルの餌となるカワニナがいる一方、少し汚い川の中流に生息するというイシマキ貝がたくさんいて、川の環境が確実に悪くなっていることがわかりました。
(邑田真美通信員)
お楽しみ昼食会 沖縄医療生協石川支部
小規模多機能ホーム「石川にじの家」が開所して半年が経過したにもかかわらず、利用者は予定の半数にも満たないとのこと。八月五日、地域の高齢者を誘って「お楽しみ昼食会」を開きました。
八人が参加して、「石川にじの家」の職員が腕をふるって作った料理を食べながら、二時間があっという間に過ぎていきました。「おしゃべりする相手がたく さんいると食欲もわくね」「今後もずっと続けてほしい」などの声が出されました。「食事の前の健康体操もすがすがしい気分になった」と喜ばれました。
(伊波宏俊通信員)
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いつでも元気11月号No.265より