平和がいちばん
六月一五日、当連合会の第二九回定期総会を開催しました。
米海兵隊による実弾砲撃訓練での誤射事件を受けて、特別発言がありました。事件は一一日、国道二七二号線から七〇〇メートル、町道から五〇メートルの国 有地に、米海兵隊の実弾が誤射されたもの。周辺住民を大きな不安に陥れましたが、日本政府と防衛局は訓練再開を早々に認めてしまいました。到底許されない ことであり、日本国民を危険にさらす米軍基地や米海兵隊は、日本のどこにもいりません。
総会では、学びを大切に担い手を増やし、健康づくりと平和なまちづくり、高齢者世帯やひとり暮らしの方々の居場所づくりなどの活動を重視していく方針が採択されました。
(亀井武通信員/写真・田中博修)
「平和の庭」から発信 長野・はやしの杜
当施設では、「平和の庭」をつくっています。二〇一〇年五月三日に広島から被爆アオギリ二世、六月には「アンネのバラ」を植樹。翌年八月六日には長崎か ら「かよこ桜」二世、被爆クスノキ二世をいただき植えました。
アオギリは空に向かって五メートルにも伸び、「アンネのバラ」はだいだい色の明るい花をいっぱいに咲かせ、利用者さんや職員たちを和ませてくれています。
今後も「平和の庭」から、愛する心と生命の大切さを発信していきたいと思います。
(久保田美子)
平和を願って歩く 宮城・大崎健康福祉友の会加美支部
国民平和大行進が、加美郡内にやってきました。六月一八日、当友の会から五人が参加して、中新田から色麻町体育館まで約一〇キロ、一時間余りの道のりを歩きました。
今年は宮城県知事と仙台市長をのぞくすべての自治体の首長・議長から賛同署名があったとのこと。三陸海岸の県道沿いでは、東日本大震災後初めて、三年ぶ りに行進がおこなわれました。沿道から多くの拍手や声援をいただいたそうです。
(菅原博志通信員)
がんばる被爆者たち 千葉健生病院健康友の会
六月二日、千葉県原爆被爆者友愛会の第四三回定期総会が開かれ、五八人が参加しました。
県内の被爆者は二七五一人と、昨年より八〇人減少したとのこと。昨年、友愛会ではとくに語り部活動に力を入れ、小・中学校や高校、諸団体からの要望に応えて各地域で九〇回おこなったそうです。
また、二世健診や介護保険の利用についてなど、年一〇〇件ほどの相談が寄せられ、引き続き相談活動が重要であることも報告されました。
被爆者のみなさんががんばっている姿に、本当に頭が下がります。来賓のあいさつでは「平和憲法があぶない」との発言もあり、あらためて平和を守る決意を固める場になりました。
(伊藤則子通信員)
各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。
いつでも元気9月号No.263より