困難に寄り添って
「SOS相談会」開く 北海道・札幌西・手稲健康友の会
五回目となる地域での「SOS相談会」を開きました。生活と健康を守る会など地域の民主団体や当友の会が実行委員会を構成しています。
法律、医療・介護の分野から子育て・教育まで幅広く相談員を配置。おにぎりと豚汁も用意しました。
一六人から相談が寄せられましたが、経済的困難を訴える方が目立ちました。周辺地域で配布したビラを握りしめて来場した方、おにぎりをほおばりホッとし た表情を浮かべた方が印象に残りました。少しは「SOS」に寄り添うことができたでしょうか。
(坂野悠紀子通信員/写真・村上穂)
深刻な事例を知る 石川・金沢北健康友の会
六月二三日、当友の会も参加する「国保をよくする金沢市実行委員会」主催のシンポジウム」を開きました。
シンポジストの莇也寸志医師(城北診療所)が報告した事例は、たいへん深刻でした。「心筋症で腹水がたまり、手遅れになる寸前だった」男性や、「糖尿病 性網膜症・両下肢神経障害をかかえながら、経済的事由で糖尿病治療を中断していた」男性の事例などです。
市は来年度から国保料の算定を”旧ただし書き方式”にするため、大幅な保険料アップが予想されます。社会保障を抑制する国の政策を批判しつつ、市に対し ても住民のいのちと暮らしを守るよう要求を突きつけていくことが重要です。
(藤牧渡)
国保料引き上げ断念させる 北海道・道東勤医協友の会連合会
当友の会連合会の第二八回定期総会を開きました。地域のみなさんととりくんだまちづくりの運動を交流しました。
釧路市のとなり釧路町からは、国保料引き下げの運動について報告。釧路町支部として町長に国保料の引き下げを申し入れた際には、「あと二年は上げざるを えない」と明言されたとのこと。「それは大変」と友の会や民主団体などで「釧路町国保問題連絡協議会」を立ち上げ、町民の二割を超える署名を集めました。 町議会に請願は否決されたものの、今年度の引き上げを断念させることができました。
引き続きがんばろうと、活動方針を採択しました。
(亀井武通信員/写真・田中博修)
各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。
いつでも元気9月号No.251より