安心のまちづくりを
10年ぶりに誕生 北海道・道南勤医協友の会連絡会
この度、上ノ国町に新たに友の会が誕生しました。地域の友の会としては一〇年ぶりのことです。五月一三日に結成総会を開き、四三人が参加しました。
結成に向けたこの間のとりくみが報告され、新任の役員が「だれもが気軽に参加できる友の会づくりと、つながりを大切にしたあたたかいまちづくりをしていきたい」と決意を述べました。
江差・上ノ国・乙部・厚沢部での地域医療を充実させるIT化、ネットワーク化についての講演を聴いたあと、手作り料理を並べて祝賀会。厚沢部町の友の会 員が友情出演で踊りを披露するなど、みんなで結成を喜びあいました。
(舩木幸子通信員)
無責任な病院移管 東京・下赤塚診療所健康友の会
「練馬区内に総合病院を!」という区民の要望と運動からはじまり、紆余曲折を経てできた日大光が丘病院。最近になって突然撤退し、四月一日から地域医療振興協会「練馬光が丘病院」に移管されてしまいました。
準備不足からか医師・看護師の数や診療科目などに不備・不足があるなかでの発足でした。問題としてテレビでもたびたび放映されました。
当友の会員の中にも同院に通院していた方がおり、急な変化に大きな不安と不便を感じています。区民や利用者を軽視してきた練馬区の姿勢も大問題です。早急な善処を要求していきたいと思います。
(佐埜明通信員)
予算レクチャーを受ける 石川・金沢北健康友の会
当友の会も参加している「市民本位の金沢市政をつくる会」で、金沢市の担当課から予算レクチャーを受けました。
金沢市は北陸電力志賀原発から五〇~六〇キロの位置にあり、福島のような原発事故が起きた場合、市民の安全をどう守るのかが問われています。また、大地震と津波に対する備えも気がかりです。
レクチャーでは、防災計画見直しのための予算や避難場所用地確保のための予算、海抜を示す標識設置の予算が組まれていることがわかりました。一方、津波被害の想定図は担当課長も「意外」と言うほど狭い範囲のもので、不安が残りました。
震災がれきの受け入れについては、検討委員会を設けて夏ごろまでに一定の見解をまとめるとのこと。安全基準をどう決めるのかがまったく不透明で、この点でも不安が残りました。
(藤牧渡)
各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。
いつでも元気8月号No.250より
- 記事関連ワード
- 友の会