震災から1年
寒さを吹っ飛ばす熱気 北海道・道南勤医協きずな健康友の会
「やめるべ大間原発 三・一一函館集会」が市内の公園で開かれ、六〇〇人が参加しました。当友の会でつくる「きずな九条の会」からも、九条旗をもって参加しました。
寒風が吹きぬけるなかでの集会でしたが、「大間原発訴訟の会」竹田とし子代表、「バイバイ大間原発はこだてウオーク」実行委員ピーター・ハウレットさん の決意表明は、寒さを吹っ飛ばす熱気にあふれていました。ハウレットさんは、オーストラリアで先住民族アボリジニの居住区を破壊して採掘されたウラン鉱石 が、日本に大量に輸出されていることを告発しました。
「大間原発建設中止」「泊原発再稼働反対」「プルサーマル計画白紙撤回」などの集会アピールを採択。学習会場のある繁華街まで約一キロをデモ行進しました。
(大田正春)
“オール富山”へ440人 富山医療生協
三月一一日、富山国際会議場で「震災復興・なくそう原発 富山県民集会」が開かれ、四四〇人が集いました。
小川英雄・元福島県労連議長が「福島のいまと復興への課題」について報告。尾西洋子・元石川県議が「志賀原発の現状」について話し、瀧本裕士・石川県立大学准教授が「再生可能エネルギーの展望」を語りました。
土井由三・元小杉町長は、閉会のあいさつで「県内のさまざまな団体、個人に働きかけ、“オール富山”に向かって、流れをさらに大きくしていこう」と呼びかけました。
参加者の一人は、「富山は石川の原発に近いので、事故が起きたら大変」などと語っていました。会場で三〇万二〇〇〇円余りのカンパが寄せられました。
(松井弘通信員)
「守ろう琵琶湖」 滋賀・膳所診療所健康友の会
三月一一日、大津市膳所公園で「ばいばい原発 守ろう琵琶湖」集会が開かれ、当友の会も参加しました。
全体で一〇〇〇人を超える人たちが参加して、「原発をなくそう」「福井原発の再稼働を許さない」と訴え、デモ行進しました。
長いたたかいになると思いますが、「安心して住みつづけられるまちづくり」を目指し、活動をつづけます。
(松村恒夫)
原発「モーケッコウ」 京都・乙訓医療生協長岡京支部
三月一一日、JR長岡京駅前で当支部も参加する「さよなら原発 長岡京市民の会」主催の集会が開かれました。子ども連れの若い夫婦など、二二〇人の市民が参加しました。
被災者への黙とうに始まり、参加団体からパフォーマンスや「再稼働許さない」替え歌などが披露されました。福島県いわき市から避難している方は、「原発事故以来、地元の住民は過去も未来も荒れてしまった」と切実な声をあげました。
「市民の会」のアピールを読み上げ、パレードへ。一〇〇個以上の風船や風車などを市民に配りながら、牛とニワトリのかぶり物を着た女性たちの「モーケッコウ」の掛け声も元気に、「原発ノー」を訴えて練り歩きました。
(室正人通信員)
「復興支援パネル展」開く 奈良・健生会
三月一〇~一一日、「東日本大震災・福島原発事故から一年 復興支援パネル展」を大和高田市のショッピングセンターで開きました。当友の会も実行委員会に参加し、多くの職員と友の会員が運営を支えました。
震災直後、土庫病院から被災地支援に入った時のようすや、被災直後の仙台市周辺の写真、ジャーナリストの西谷文和氏が撮った原発事故後の被災写真など、約二〇〇点のパネルが展示されました。
買い物帰りの市民が、「他人事ではない」と「原発ゼロ」署名にこたえてくれ、一五〇人分以上が集まりました。二日間で約三〇〇人が参加し、支援募金と物資売り上げは七万円を超えました。
(高崎大史)
各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。
いつでも元気6月号No.248より