手をつなぐ
「親亡き後」を考える 岡山・林友の会
三月二四日、精神科を利用する患者さんと家族、職員の交流会をおこない、四六人が参加しました。みさお山訪問看護ステーションの三村敏美所長の講演後、グループにわかれて交流しました。
患者さんからは「働きたいが就労できない」「親の年金も生活費にあてている。親が亡くなったら経済的にやっていけるか」、家族からは「息子は人嫌いで外 に出ない。自分がいなくなったら誰に頼めばいいか」「娘は病気を認めず、薬も飲んでくれない」などの悩みが出されました。
患者さんも家族も「親亡き後」の不安を抱えています。二回目の交流会でしたが、前回よりも参加者が増え、要望の切実さを実感しています。
(池橋陽子)
葬儀費用の落とし穴 石川・西健康福祉友の会
「学びませんか 葬儀のいろいろ~葬儀費用の落とし穴」と銘打って、三月一七日に学習会を開きました。ライフデザイン研究所の川田郁子氏を講師として招き、一七人が参加しました。
参加者は講師の話に真剣に耳を傾け、自分の経験や友人の葬儀から疑問に思ったことなどを質問していました。
「見積もりを快く出してくれる葬儀社かどうか見極めて」「見積もりに実費費用が入っているかチェックを」というアドバイスのほか、「葬儀社の言いなりで はなく、高額な費用のどこを削っていくか勉強すること」「葬儀の当事者になると頭の中が真っ白になってしまうので、頼れる親戚や友人を見つけておくことも 大切」とのこと。とても勉強になりました。
(松村和子通信員)
老人会と合同で「講座」 沖縄医療生協石川支部
当支部では、「認知症サポーター養成講座」を行政からキャラバンメイトを派遣してもらって開いてきました。
支部運営委員会で「地域住民ともっと協力できる支部になるには」と論議するなかで、地域の老人会と合同で「講座」を開くことになりました。
昨年一一月の第一回は、南栄区老人会と合同して三四人が参加。三月一〇日、第二回を松島区老人会と合同で開き、二四人が参加しました。
「講座」そのものを知らない方も多いなか、自治会や老人会に働きかけると、とても喜ばれます。六月にも別の老人会と合同で計画しています。
これまで当支部の管轄で九〇人が修了。引き続き、地域ごとに進めていきたいと思います。
(伊波宏俊通信員)
各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。
いつでも元気6月号No.248より