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いつでも元気

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まちに歴史あり

湖南三山で不動像に見とれる 石川・西健康福祉友の会

torikumi243_07 一〇月一日、友の会「仏教美術愛好会」のメンバー一九人で、滋賀県の湖南三山へ出かけました。
 湖南市にある常楽寺、長寿寺、善水寺は、一二〇〇年以上の歴史を持つ古寺です。
 それぞれの寺で住職さんの説明を聞きましたが、これがユーモアたっぷりでおもしろい。長寿寺では、「子宝と安産はもうお済みかもしれませんが、長寿はこ れからです。毎日その日にあったことを五つ書きなさい。頭の体操になります」と。
 「一〇分ほど離れたところに、岩に彫られた不動像がある」と言われ、気の向いた人たちと歩きはじめました。しばらく歩いても着きません。「誰だ一〇分と言ったのは…」。
 意外に時間がかかりましたが、見事に彫られた不動像に息をのんで見とれました。
(松村和子通信員)

生き生き高齢者の町 兵庫・姫路医療生協

 一〇月一七日、当医療生協のサークルで徳島県上勝町を訪ねました。六五歳以上が約半分近くを占める過疎の町にもかかわらず、落ち葉を料理の飾りつけ用に売る〝葉っぱビジネス〟で活性化している町です。高齢者がパソコンを駆使して、生き生きと働いている姿が印象的でした。
 「ごみゼロ宣言」や近代的なアートプロジェクトにもチャレンジしています。人口二〇〇〇人に見学者五〇〇〇人が訪れる珍しい町です。
(岸本守通信員)

水落先生の米寿と出版を祝う 岡山医療生協芥子山支部

 一〇月二八日、昔なつかしい顔がそろって、水落理先生の「米寿・出版記念を祝う会」を開きました。
 『丹波物語』に続いて『なつめ』を刊行した先生は、顔の色つやもよく、意気軒昂です。
 先生は岡山大学医学部を卒業して当医療生協の草創期に関わった方です。岡山で初めて、全国でも三台目という全身CTの導入に踏み切ったり、“森永ヒ素ミルク”被災児の検診にもとりくんできました。
 お祝いの花束を受けとられたご夫妻の笑顔が印象的でした。夫婦仲良く長生きしていただきたいものです。
(湯原明慧通信員)

上京病院最後の日 京都・上京病院

 京都で病院が一つなくなりました。一九五四年から西陣織りのまちで開院してきた上京病院です。一〇月より上京診療所に変わりました。
 一〇月九日、病院とのお別れ会がありました。古いパネルが並び、開院当時の写真に涙をこらえる人も。労災患者を長く支え、救ってきた姫野純也・名誉院長の著書『いのちの勲章』も置かれていました。
 なつかしい患者さんや職員さんたちも集まりました。これからは訪問看護を充実するとのこと、期待を込めて見守りたいです。
(大前美恵子通信員)


各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。

いつでも元気1月号No.243より