地域の砦に
奥能登に支部誕生 石川・奥能登健康友の会
五月一四日、三〇人の参加で当支部の発足総会を開催しました。昨年から医療懇談会を積み重ね、会員を増やしながら準備してきました。総会では役員を選出し、今後の活動方針などを話し合いました。
石川民医連の第八次支援隊として被災地ボランティアに参加した生方彰医師(輪島診療所)の報告を聞きながら、過疎と高齢化が進む奥能登で「安心して住み 続けられる地域づくりは、友の会の欠かせない活動だ」と実感しました。
当地域は、じん肺の患者さんが多く、「二時間半もかけて城北病院(金沢市)へ通院するのは厳しい」という意見も出されました。友の会の果たすべき役割は 何なのか、要望を聞きながら活動を発展させていきたいと思います。
(矢澤幸恵)
5回目迎えた総会 岐阜健康友の会岩野田支部
当地は一九六〇年代に造成された団地です。近年は病院や商店もなくなり、陸の孤島、限界集落状態。それでも安心して健やかに生活し続けられるまちづくりをめざして、五年前の六月に友の会を結成しました。
歌声や筋トレ、健康まちなか歩きなど班活動を広げ、三部だった『元気』は一九部に。会員は八一人になりました。
記念すべき五回目の総会は、「支部が前進してよかったね」と参加者一同が実感、確信できるものになりました。
総会後はみんなで「筋トレ」。次は第一〇回目指して「いつでも元気」!
(渡邉優)
グジーさんコンサート大盛況 滋賀・ぜぜ診療所健康友の会
膳所診療所の四〇周年と、当友の会の二〇周年を記念して開こうと準備してきた「健康まつり」。大雨のため、残念ながら中止になってしまいました。
しかし、メインイベントの「ナターシャ・グジーさんコンサート」だけは、急きょ特設会場を設けて開くことに。
大雨にもかかわらず、会場は熱気いっぱいに包まれ、美しいハーモニーとバンドゥーラの音色に聴衆のみなさんは大感激。アンコールでは「ふるさと」を全員で合唱しました。
グジーさんはチェルノブイリ原発事故の被災者で、音楽活動をしながら、放射能の怖さを訴えておられます。
福島原発事故がおきたいま、地域の人にも注目され、CDなどのサインセールも盛況でした。今後いっそうの活躍を期待しています。
(松村恒夫)
クリニックを移転・新築 佐賀県医療生協
七月一日に当医療生協の多久生協クリニックが新装開院しました。
二年の間に土地探しと経営改善の努力をすすめ、多久市と小城市の医療生協組合員にも、物心両面で支えていただきました。
この度、三五五坪の土地に一三〇坪の白い建物が完成。診療科目は内科と小児科です。介護施設は新しく通所介護へと生まれ変わりました。
愛野浩生所長をはじめ、スタッフ一四人は医療構想を話し合いながら団結を深め、「地域になくてはならない砦として、医療・介護の活動を展開していこう」と決意を新たにしています。
(山田史子)
各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。
いつでも元気9月号No.239より