縁
シュレスタさんの店 北海道・札幌西・手稲健康友の会
「ワタシの国はネパールです。でもいまは日本が故郷。友の会ニュースの配達の仲間に入れてください」。こういってシュレスタさんが友の会室に現れてから三年余り。読み方の難しい漢字は、家族の特訓を受けてがんばっています。
その彼が「ナンとカレーの店」をオープンしました。友の会員さんが訪れ、「とってもおいしかった。本場の味は違うね」と評判を呼んでいます。
この度、「配達ごくろうさん会」をその店で開きました。シュレスタさんも大喜びで、仲間と話がはずんでいました。友の会も国際的になりましたね。
(坂野悠紀子通信員/写真・佐々木明美)
「たんぽぽ号」運行開始! 東京・三多摩健康友の会
当友の会昭島支部では、四月から移送サービス「たんぽぽ号」の運行を開始しました。「戸口から戸口まで」を基本に、会員さんのお宅と昭島相互診療所やふくしま薬局をつないでいます。
運営費は「会員みんなが助けあいのとりくみに参加できるように」と、支部で募金を集めました。
まだ開始したばかりですが、利用者やその家族からの感謝の言葉の多さに、「現在の一台体制ではじきに間に合わなくなる」と嬉しい手ごたえを感じています。
(杉崎健一)
地域住民が支える介護施設 新潟・介護老人保健施設おぎの里
三月一五日、当施設の「ボランティア総会」を開き、二七人が参加しました。
当施設は開設一三年目。シーツ交換やお出かけ、各クラブ活動など、一年間にのべ一〇〇〇人のボランティアが協力し、支えてくれています。
新入職員が「利用者さんの立場に立って働きたい」とあいさつ。ボランティア代表の習字の先生も「微力ながら続けていきたい」と。
いまでは「次のお誕生会、手伝いに行きますね」と、街で声がかかるようになりました。和やかな雰囲気の総会でした。
(宮本栄子通信員)
老健あじさい「兜」を飾る 福井・社福寿の会
老健あじさいの玄関ロビーに兜が飾られました。デイケアや入所の利用者、そのご家族から「見事な兜ですね」とよろこばれています。
この兜は、地域の人から贈呈されたもの。「プライベートなことですが、我が家では五二年ぶりに男の子が生まれ、その時に購入しました。その子は七年前に 他界し、それ以来飾る気になれずにいました。今回お声をかけていただき、立派に飾っていただくことになり、息子も兜も喜んでいると思います。ありがとうご ざいました」と、贈呈した方からお手紙をいただきました。
老健あじさいが、介護や福祉のみならず、地域のいろいろな縁のよりどころになっていることを感じさせる出来事です。
(松原信也通信員)
各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。
いつでも元気7月号No.237より